曲げ加工とは被加工材に曲げ変形を与える加工法である。 本章では曲げ変形の中でも、曲げ線が直線になるものを対象に解説する。

曲げ加工の種類

さらに曲げ加工はa)突き曲げ、b)抑え曲げ、c)送り曲げの3つに分類できる。
a)突き曲げとは最も単純な曲げ加工であり、ダイによって支えられた被加工材を移動する工具で成形する加工法である。
b)押さえ曲げとはパッドで被加工材を固定したのち、パンチ形状に沿って回転しながら工具が移動し、成形する方法である。
c)送り曲げとは回転するロール間に被加工材を送りこんで曲げる加工法である。

本サイトでは、a)突き曲げについて解説する。 突き曲げは曲げ加工後の断面形状によって種類が分類される。 その中でも、V曲げ、L曲げ、U曲げについて解説していく。

参考文献

小山秀夫、曲げ加工、軽金属 58巻 2号 (2008)

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